研究課題/領域番号 |
23531152
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
|
研究機関 | 宮城教育大学 |
研究代表者 |
永田 英治 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (20164428)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2013
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 科学社会史 / Xクラブの科学者 / 初等教育令 / 英国科学振興協会 / トートン委員会 / デボンシャー委員会 / 科学教育の形成 / 理化実験奨励 / British Association / 労働者むけ科学講演 / デボンシャー審議委員会 / 明治期科学教育の形成 / 理化実験奨励ブーム / ヴィクトリア朝後半期 / Xクラブ会員科学者 / 1880年代日本 / J. チンダル / T.H.ハクスリー / 手島精一 / 市川盛三郎 / 科学・工芸局 / サウス・ケンジントン博物館 / 科学教育の制度化 / 科学教育の開始 / 理化振興 |
研究概要 |
本研究は次のことを明らかにした。(1)英国の科学教育の制度化は1870年の「初等教育令」と,1870-1875年のデボンシャー委員会の答申とによって着手されたが,Xクラブの科学者たちは,英国科学振興協会を通してそれらに大きく寄与した。(2)それらの活動に彼らが駆り立てられた背景には,彼らが苦労して専門職に就いた経歴を有していたこと,Xクラブの主要会員3人が同協会の1851年イプスウィッチ大会で初めて出会ったことがある。(3)1880年代日本の文部省と教育博物館による理化振興を先導した科学者たちは,英国の科学教育の制度化とXクラブの活動に多くを学んだが,その振興を持続できない状況もあった。
|