研究課題
基盤研究(C)
本研究では、①知的発達障害者が学習内容に取り組む際に自ら活動するためには論理的思考の獲得が必要であること、②取り組まれている学習内容と学習ニーズには差異が生じており、今後「コミュニケーション」「自己管理」に関する内容に取り組む必要があることが明らかになった。①に関して、申請者が主宰する知的発達障害者の生涯学習支援の取り組みであるオープンカレッジ東京にて、論理的思考の獲得をめざし、プログラムを開発・適用し、受講生の受講後の変容より一定の効果が見られた。今後は明らかになった成人期発達障害者の学習ニーズを踏まえ、多くの地域で活用できる、より汎用性のある「生涯学習支援システム」を開発する必要性がある。
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東京学芸大学紀要.総合教育科学系
巻: 63(2) ページ: 277-293
110009321460