研究課題
基盤研究(C)
通常水分子は温度が 3000 K 以下の恒星大気にしか存在しないと考えられているが、これより温度の高い星に見つかったことから、我々はどのような星に水分子が存在するのかを明らかにするために、水分子の系統的な探査を行った。通常のサイトでは地球大気中の水分子の吸収のため天体の水分子の観測は困難であるが、我々が 1m 望遠鏡を建設した標高 5640m では観測が可能となる。その結果、大小マゼラン雲中のM星巨星については、低温になるほど水分子が多くなるという傾向は見られるものの、低温でも水分子を示さないものが存在することが明らかとなった。高温の星では水分子を示すものが 1星見つかった。
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Publ. Astron. Soc. Japan
巻: 65 号: 3 ページ: 55-55
10.1093/pasj/65.3.55
40020043249
Publications of the Astronomical Society of Japan
巻: 65
Publication of the Astronomical Society of Japan