研究課題/領域番号 |
23540297
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
南部 保貞 名古屋大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (40212112)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | entanglement / inflation / quantum correlation / detector model / negativity / エンタングルメント / 量子マスター方程式 / 繰り込み群 / 量子ゆらぎ / 量子ゆらぎとエンタングルメント / 古典化 / wave optics / wave scattering / detector / 量子相関 / インフレーション |
研究成果の概要 |
インフレーション宇宙での真空状態に対してエンタングルメントの振る舞いを,場と相互作用する2つの検出器の理論モデルを用いて解析した.量子論固有の性質であるエンタングルメントの有無は,検出器の状態に対するnegativityとよばれる物理量を用いて判断される.その結果,ハッブル長さを超える大スケールにおいてはどのように検出器のパラメーターを選んでも場のエンタングルメントを検出することはできないことが明らかとなった.この結果はインフラトン場がハッブル長さを超える大スケールにおいて古典的に振る舞うという量子古典転移の裏付けになっていることを意味する.
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