研究課題
基盤研究(C)
高エネルギーのミューオンからはガンマ線が放射されることがあり、ミューオン飛跡の近傍に複数の飛跡が付随するということがある。簡便な電場整形電極付ドリフトチューブ検出器により、もとのミューオン飛跡を検出できることを検討した。また、そのアイデアにもとづき試作機の研究開発を行った。加工図面および全体の組立て図面を仕上げ、チューブチェンバーの試作機を製作した。試作機のドリフトチューブ胴体はアルミ押出し成型で製作した。試作機では、Ar/CO2混合ガス雰囲気中で、HV = 3.5 kV を印加し、電流が 2 nA 以下であることを確認した。今後はビームを用いての性能試験を行うことを計画している。