研究課題
基盤研究(C)
本研究は、J-PARCハドロン実験施設において、加速器からDC的に取り出される大強度陽子ビームの強度を、非接触かつ10%以下の精度で監視できるビームモニタを開発することである。試作された残留ガスビーム強度モニタを大阪大学核物理研究センターの50MeV陽子ビームを用いて信号応答測定試験を行った。試験の結果、真空度一定の条件でビーム強度の直線性からのずれは最大7%であった。その後試作機をハドロン実験施設に移設して、30GeV陽子ビームの強度を測定した。30GeV陽子ビームに対しても相対的な安定性は10%以下であり、このビーム強度モニタは、安定して使用できることがわかった。
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第9回日本加速器学会年会報告書
巻: 1 ページ: 612-615