研究課題/領域番号 |
23540397
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
桃井 勉 国立研究開発法人理化学研究所, 古崎物性理論研究室, 専任研究員 (80292499)
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連携研究者 |
進藤 龍一 国立研究開発法人理化学研究所, 古崎物性理論研究室, 客員研究員 (60571932)
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研究協力者 |
Sindzingre Philippe
Shannon Nic
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 物性理論 / スピンネマティック相 / 三角格子 / ジグザグ鎖 / 多体スピン交換模型 / 動的物理量 / フラストレート磁性体 / 磁性 / スピン液体 / スピン渦結晶 / フラストレートした磁性体 / ネマティック相 / パイロクロア格子 / トポロジカル相 / 多重Q状態 / スピンネマティック秩序 / J1-J2ジグザグ鎖 / 磁気相図 / 正方格子 / スピン密度波 |
研究成果の概要 |
スピンネマティック状態は、スピン液体的な性質と固体(従来型の磁気秩序状態)的な性質を併せ持つ新奇な量子状態である。1)固体ヘリウム3薄膜の三角格子多体スピン交換模型、2)擬1次元銅酸化物磁性体の擬1次元ジグザグ鎖スピン模型、3)スピネル型クロム化合物のパイロクロア格子S=3/2スピン模型を理論的に調べ、スピンネマティック相の出現を明らかにした。 また、磁気励起とダイナミクスの解明のために、スピンネマティック状態の平均場理論を構築し、揺らぎの効果を取り込み、スピンネマティック状態の磁気励起構造(特に動的スピン相関関数)を求めた。さらに、NMRの核磁気緩和率及び比熱の低温での温度依存性を議論した。
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