研究課題/領域番号 |
23540403
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
鈴村 順三 名古屋大学, 理学(系)研究科(研究院), 名誉教授 (90108449)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | ディラック電子 / 有機導体 / ディラック・コーン / ベリー位相 / ゼロギャップ / ディラック粒子 / ノード / ベリー曲率 / 傾斜ディラックコーン / ディラック電子対 / 静水圧 / 空間反転対称性 / ラッティンジャー・コーン表現 / ディラック対生成 |
研究概要 |
有機分子を単位として構成されている結晶で、分子間を電子が動きまわることによりバンドを形成し金属やギャップをもつ絶縁体が出現する。最近、このどちらにも属さないゼロギャップの状態で、相対論的に波として伝わるディラック電子が、ある有機結晶で見つかった。コーン状のエネルギーを持つこの電子を量子力学を用いて研究し、通常は効果が現れない電子の波動関数の位相(ベリー位相)が重要な役割を果たすことを明らかにしてきた。電子が分子間を飛び移る様々なエネルギーとこの結晶の対称性を基にこの電子の起源を研究し、実験と理論との協力によりディラック・コーンの性質を解明してきた。
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