研究課題/領域番号 |
23540407
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
米澤 進吾 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (30523584)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 非従来型超伝導 / スピン三重項超伝導 / 磁気熱量効果 / 比熱 / 一軸性歪み / 一次相転移 / 超伝導ギャップ構造 / 比熱測定 / 磁気熱量効果測定 / 有機物超伝導 / 擬一次元超伝導 / 超伝導一次相転移 / 超伝導対破壊機構 / 圧力下比熱 / 微小単結晶 / 圧力誘起超伝導 / 微小試料熱容量測定 / 圧力中比熱測定 / 有機物超伝導体 / スピン3重項超伝導体 / Sr2RuO4 / 熱磁効果 |
研究概要 |
本研究では、熱力学測定や圧力効果の実験によって、超伝導体の興味深い性質を引き出すことを目的とした。特に、自作の高感度の比熱・磁気熱量効果測定装置を用いて、従来の研究では見ることのできなかった現象の発見を目指した。 最大の成果は、スピン三重項超伝導体Sr2RuO4の磁気熱量効果から、ある条件下では超伝導-常伝導相転移が一次相転移になっていることを初めて明らかにした点である。このことは、未知のメカニズムで超伝導が壊されていることを示している。他に、有機超伝導体(TMTSF)2ClO4の超伝導ギャップ構造を比熱測定から初めて明らかにしたり、ルテニウム酸化物への特異な一軸性歪み効果を明らかにしたりした。
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