研究課題/領域番号 |
23540426
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 中央大学 (2012-2015) 分子科学研究所 (2011) |
研究代表者 |
米満 賢治 中央大学, 理工学部, 教授 (60270823)
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連携研究者 |
田中 康寛 中央大学, 理工学部, 助教 (50541801)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2015年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2014年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 分子性固体 / 有機導体 / 光誘起相転移 / 電荷秩序 / 絶縁体金属転移 / 負温度状態 / 集積型金属錯体 / 相互作用反転 / 斥力引力変換 / 光誘起相分離 / 電荷密度波 / スピン密度波 / 電荷分離 / 電子格子相互作用 / フラストレーション / 非線形伝導 |
研究成果の概要 |
分子性導体に強い光を照射した後の電子物性変化の仕組みを、異なる階層における電子とフォノンの絡み合いを通して、理論的に明らかにした。二量化の強い分子性導体が二量体間の電荷不均化による秩序をもつ場合、励起光が二量体内の電子遷移を引き起こしたあと、二量体内で格子を変位させ、元々異なる価数の二量体の構造が近づいてから、一気に二量体間の電荷移動を起こして相転移する。連続波照射では二量体間の電荷移動を抑制できるが、パルス光照射では二量体内の電子遷移を抑制できることがわかった。より一般の遍歴電子モデルでは、負温度状態の生成や相互作用の反転が、対称的単一サイクル・パルスによってさえも起きることがわかった。
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