研究課題
基盤研究(C)
量子多体系の基底状態を研究する上で、テンソル積型の状態を用いた数値くりこみ群が注目を集めている。まず、Wilson型の数値くりこみ群の成功のメカニズムが、エネルギースケールのスケールフリー性を持つことが鍵であることを明らかにした。次に、テンソル積状態のエンタングルメント構造に注目し、高次特異値分解を用いたテンソルくりこみ群の固定点が、量子および古典に共通の構造を持ち、それが対応する角転送行列の倍化現象により説明されることを初めて明らかにした。また、応用として擬1次元量子磁性体BaCo2V2O4の磁場誘起の微細秩序構造の決定なども行った。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (17件) (うち招待講演 4件)
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