研究課題/領域番号 |
23540443
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
大野 義章 新潟大学, 自然科学系, 教授 (40221832)
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連携研究者 |
佐野 和博 三重大学, 工学部, 教授 (40201537)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 鉄系超伝導体 / 高温超伝導発現機構 / 電子相関 / 電子格子結合 / 磁気揺らぎ / 軌道揺らぎ / d-p模型 / 動的平均場理論 / 超伝導発現機構 / 16バンドd-p模型 / 弾性ソフト化 / s±波超伝導 / 非磁性不純物効果 / エリアシュベルグ方程式 / 5軌道ハバード模型 / 繰り込み因子 / s++波超伝導 / 反強磁性 / 軌道秩序 / 構造相転移 / 乱雑位相近似 |
研究概要 |
鉄系超伝導体の強相関効果を動的平均場理論+エリアシュベルグ法を用いて調べた。繰り込み因子は最近のARPES実験の通り顕著な軌道依存性を示し、磁気・軌道秩序は共にRPAの結果に比べて大きく抑制される。この時、磁気揺らぎによるs±波超伝導も抑制されるが、軌道揺らぎによるs++波超伝導は大きく拡がり安定化されることが分かった。また、Feのd電子とAsのp電子間相互作用の効果についても調べ、弾性定数C66のソフト化に対応する強軌道揺らぎを増強すると共に、d電子間相互作用に起因する反強磁性揺らぎと波数空間で住み分けて働くため互いに競合すること無く、協力して高いTcをもつs±波超伝導を導くことが分かった。
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