研究課題
基盤研究(C)
我々は、光格子中の斥力相互作用をする3成分冷却フェルミ原子系における超流動を調べた。まず、2種類の斥力が他の1種類より強い場合、ハーフフィリング近傍に拡張s波超流動が現れる事を明らかにし、温度・斥力比・フィリングに関する相図を得た。次に、斥力の違いを抑制すると、超流動ペア対称性がd波に変化する事を明らかにした。従ってこの系は、超流動ペア対称性が制御可能な量子シミュレータと見做される。この系はまた、3成分6Liフェルミ原子ガスを光格子に置く事で実現可能である。本研究で得られた知見は冷却原子系の分野だけでなく、鉄系超伝導をはじめとする多軌道を持つ相関電子系ので超伝導の研究にもインパクトを与える。
すべて 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (20件) 備考 (4件)
J. Phys. Conference ser
Journal of Physics: Conference Series
巻: ***
Modern Physics Letters B
巻: 27 号: 12 ページ: 1330008-1330008
10.1142/s0217984913300081
Modern Phys. Lett
巻: B27
Phys. Rev. Lett
巻: 108
Phys. Rev. Lett.
巻: 108 号: 25
10.1103/physrevlett.108.255301
J. Phys. Conference ser.
巻: 391 ページ: 012166-012166
10.1088/1742-6596/391/1/012166
J. Phys.: Conference series
巻: 273 ページ: 012016-012016
10.1088/1742-6596/273/1/012016
http://www.eng.u-hyogo.ac.jp/msc/msc11/index.html