研究課題
基盤研究(C)
能登半島地震震源域の地震波減衰構造とその時間変化を調べるため,2011年および20012年にそれぞれ3か月と5か月の臨時地震観測を実施した.P 波とS 波のスペクトル比データからQp/Qs 分布を求める方法を開発し,2007年の観測で得られた地震波形データに適用した.その結果,能登半島西岸部を通る波線でQp/Qsが高くなること,半島内部を通る波線でQp/Qsが低くなる傾向が示された.同様の方法を2011年、2012年の観測データに適用したところ、2007年度のデータで求められたのとほぼ同じ値となり、両者の間で地震波減衰構造に対し、顕著な時間変化があったとは言えないことが分かった.
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地震 2
巻: 65 ページ: 175-187
10031146315
地震 第2輯