研究課題/領域番号 |
23540516
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
気象・海洋物理・陸水学
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
中村 啓彦 鹿児島大学, 水産学部, 准教授 (50284914)
|
研究分担者 |
仁科 文子 鹿児島大学, 水産学部, 助教 (80311885)
山城 徹 鹿児島大学, 理工学研究科, 教授 (20158174)
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2013
|
研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 沖縄トラフ / ケラマギャップ / 北太平洋中層水 / 琉球海流系 / ハイドロリック・コントロール / 鉛直拡散係数 / 湧昇流 / 深層循環 / 国際研究者交流 / 韓国 / overflow / 鉛直混合 / 琉球海流 / 国際情報交換 / アメリカ合衆国 / 海洋物理学 / hydraulic control / 海洋観測 |
研究概要 |
沖縄トラフの約1000m以深の海域は,南西諸島(海嶺)に遮られて北太平洋中深層から孤立しているため,そこには固有の海水循環システムがある。本研究では,主に船舶を利用した海洋観測と歴史的データ解析により,沖縄トラフの中深層水の循環と水塊形成を調べた。その結果,琉球列島の東側を流れる琉球海流(500~1000m深にある潜流)を経由して,ケラマギャップから沖縄トラフへ流入する中深層水は,沖縄トラフ内で強い鉛直混合を受けて湧昇し,黒潮下層に取り込まれて日本南岸へと流出することが示された。この事実は,北太平洋中層水の子午面循環の湧昇過程を,沖縄トラフの海水循環システムが支配していることを示唆している。
|