研究課題
基盤研究(C)
地球の昼間電離圏における、高度積分した電気伝導度の、太陽天頂角(SZA)依存性を調べた。電気伝導度は電子密度に依存している。しかし、過去の研究においては、伝導度のSZA依存性が、Chapman理論による電離層最大電子密度で表現できるか否か不明であった。本研究では、観測された電気伝導度を理解するためには、Chapman電離層を修正すれば良いことを見出した。さらに、SZAが大きくなるほど、つまり夜に近づくほど、ホール層が薄くなる効果を指摘し、この効果を、Chapman理論における最大電子生成高度により表現し、電気伝導度比の近似式を作成した。
すべて 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (4件) 備考 (1件)
Journal of Geophysical Research
巻: 119 号: 12 ページ: 10397-10415
10.1002/2014ja020665
Annales Geophysicae
巻: 32 号: 2 ページ: 99-111
10.5194/angeo-32-99-2014
http://st4a.stelab.nagoya-u.ac.jp/gemsis/