研究課題
基盤研究(C)
本研究は,地殻の変形によって地層が大量に堆積しうる規模で発達した凹地,すなわち堆積盆地のうち,複数の卓越方向をもちつリフト帯の発達初期の形成・埋積過程の復元を目的とした。主な検討対象を,新潟堆積盆地(村上・津川・三条)の約1500~600万年前の地層とそこに見られる断層とし,地質図作成および堆積相・断層岩・褶曲の解析を手法とした。これらの盆地形成には複数のトレンドが関与しているが,卓越方向には地域差がある。また,当時の断層活動の規模の差が,その周辺で形成された地層の厚さ・特徴に反映されている。この成果は,地殻の変形の不均一さを明確にし,資源探査や防災の面でも役立てることができる。
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