研究課題
基盤研究(C)
本研究では,様々なコア構造を有する二核鉄(III)ペルオキソ錯体の合成に成功とそれらの様々な外部基質に対する酸化反応性を調べた.その結果,カルボン酸イオンを含む二核鉄(III)ペルオキソ錯体は,様々なC-H結合解離エネルギー (BDE) を持つ脂肪族化合物に対して酸化能を持つことが明らかとなった.さらに単核鉄(III)過酢酸錯体の合成と結晶構造解析に成功し,この種の酸化反応性は高くないが,オレフィン類のエポキシ化に加えて,アダマンタンの3級C-H結合を酸化することが明らかとなった.
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http://chem.s.kanazawa-u.ac.jp/coord/index.html