研究課題/領域番号 |
23550076
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中野 元裕 大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00212093)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2011年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 単一分子磁石 / スピンハミルトニアン / 磁気異方性 / 高対称性分子 / 常磁性多核錯体 / トンネル分裂 |
研究概要 |
本研究では,極性をもつベクトル量である「分子スピン」が,立方対称のような高い対称性をもつ「単一分子磁石」分子にいかに収容されているのかを理解し,その磁気異方性の起源を解明するために,非弾性中性子散乱によって,スピン基底状態と励起状態のエネルギー準位を決定し,分子スピンの磁気異方性プロファイルに関する知見を得ることを最終的な目的とした.とくに,モデルハミルトニアンに基づくスピン準位のシミュレーションにおいては,磁気異方性ポテンシャル曲面上の等価な極小点と同数の擬縮重したスピン副準位からなるスピン基底準位が得られ,このスピン副準位群がスピン多重度の変化に伴う周期的な挙動を示すことを明らかにできた.
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