研究課題
基盤研究(C)
イミダゾール基を含むシッフ塩基配位子を用いて14核ニッケル(II)錯体を合成した。この錯体は立方体の頂点の位置に8個、面の中央に6個のニッケルイオンを含み、これらが脱プロトン化した配位子のイミダゾレート基で架橋されている、分子内部に空孔を有する分子である。この錯体は空孔内部に窒素原子を含むヘキサメチレンテトラミンを取り込むことができ、よく似た構造を持ち窒素原子を含まないアダマンタンを取り込むことはできなかった。この挙動の違いから14核錯体は弱い配位結合相互作用が可能な分子を取り込むことができることを明らかにした。
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