親電子的反応性をもつ活性二酸化炭素種の調製と炭素－炭素不飽和結合への固定化

• 研究課題/領域番号: 23550115
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 合成化学
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 服部 徹太郎 東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70241536)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
• キーワード: 二酸化炭素 / 活性化 / カルボキシル化 / ヒドロカルボキシル化 / 小分子活性化

研究概要

CO2は，豊富で安価かつ再生可能な炭素資源であり，その合成化学的な利用法の開発はグリーン・サスティナブルケミストリーにおける重要な課題の一つである。我々はAlX3とR3SiXを用いてCO2を活性化できるという全く新しい知見を得ている。本研究では，この現象を詳細に調べて，その原理を展開することにより，R3SiB(C6F5)4によるCO2の活性化，これを利用する芳香族化合物のカルボキシル化とオレフィン類のヒドロカルボキシル化に成功した。

研究成果

• [雑誌論文] Direct Carboxylation of Thiophenes and Benzothiophenes with the Aid of EtAlCl₂ (2012)
  • 著者名/発表者名: Koji Nemoto, Satoru Onozawa, Megumi Konno, Naoya Morohashi, and Tetsutaro Hattori
  • 雑誌名: Bulletin of the Chemical Society of Japan 巻: 85 号: 3 ページ: 369-371
  • DOI: 10.1246/bcsj.20110335
  • NAID: 10030219450
  • ISSN: 0009-2673, 1348-0634
  • 査読あり
• [雑誌論文] AlX_3/R_3SiX またはR_nAlX_<3-n> を用いる二酸化炭素による芳香族化合物の直接カルボキシル化 (2012)
  • 著者名/発表者名: 今野 惠, 根本耕司, 服部徹太郎
  • 雑誌名: ケミカルエンジニアリング 巻: 57 ページ: 208-213
• [雑誌論文] Electrophilic Aromatic Substitution of Arenes with CO2 Mediated by R3SiB(C6F5)4 (2012)
  • 著者名/発表者名: Megumi Konno, Masafumi Chiba, Koji Nemoto, and Tetsutaro Hattori
  • 雑誌名: Chem. Lett. 巻: 41 号: 9 ページ: 913-914
  • DOI: 10.1246/cl.2012.913
  • NAID: 10031030976
  • 査読あり
• [雑誌論文] AlX3/R3SiXまたはRnAlX3-nを用いる二酸化炭素による芳香族化合物の直接カルボキシル化 (2012)
  • 著者名/発表者名: 今野 惠，根本耕司，服部徹太郎
  • 雑誌名: ケミカルエンジニアリング 巻: 57 ページ: 208-213
• [学会発表] Lewis酸で活性化された二酸化炭素によるアルケン類の親電子的ヒドロカルボキシル化 (2014)
  • 著者名/発表者名: 千葉真史, 田中信也, 服部徹太郎
  • 学会等名: 日本化学会第94春季年会
  • 発表場所: 名古屋
• [学会発表] Lewis 酸で活性化された二酸化炭素によるアルケン類の親電子的ヒドロカルボキシル化 (2014)
  • 著者名/発表者名: 千葉 真史・田中 信也・服部 徹太郎
  • 学会等名: 日本化学会第94春季年会
  • 発表場所: 名古屋大学（名古屋市千種区）
• [学会発表] Me_2AlCl を用いるインドール類のエトキシカルボニル化およびN-(1-ナフチル)カルバモイル化 (2013)
  • 著者名/発表者名: 今野 惠, 根本耕司, 小野澤 智, 千葉真史, 佐々木陽祐, 田中信也, 服部徹太郎
  • 学会等名: 第60回有機金属化学討論会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] Me_2AlCl を用いるインドール類のカルボキシル化, エトキシカルボニル化およびN-(1-ナフチル)カルバモイル化 (2013)
  • 著者名/発表者名: 今野 惠, 根本耕司, 小野澤 智, 千葉真史, 佐々木陽祐, 田中信也, 服部徹太郎
  • 学会等名: 日本化学会第93春季年会
  • 発表場所: 滋賀
• [学会発表] Me2AlClを用いるインドール類のエトキシカルボニル化およびN-(1-ナフチル)カルバモイル化 (2013)
  • 著者名/発表者名: 今野 惠，根本耕司，小野澤 智，千葉真史，佐々木陽祐，田中信也，服部徹太郎
  • 学会等名: 第60回有機金属化学討論会
  • 発表場所: 学習院大学（東京都豊島区）
• [学会発表] Me2AlClを用いるインドール類のカルボキシル化，エトキシカルボニル化およびN-(1-ナフチル)カルバモイル化 (2013)
  • 著者名/発表者名: 今野 惠，根本耕司，小野澤 智，千葉真史，佐々木陽祐，田中信也，服部徹太郎
  • 学会等名: 日本化学会第93春季年会
  • 発表場所: 立命館大学びわこ・くさつキャンパス
• [学会発表] Direct Carboxylation of Arenes with CO_2 Mediated by R_3SiB(C_6F_5)_4 (2012)
  • 著者名/発表者名: Megumi Konno, Masafumi Chiba, Shinya Tanaka, Tetsutaro Hattori, and Sotaro Miyano
  • 学会等名: The 7th International Forum on Chemistry of Functional Organic Chemicals (IFOC-7)
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] in situ アルミニウム化を鍵とするインドール類のアミド化反応 (2012)
  • 著者名/発表者名: 千葉真史, 大窪 諒, 今野 惠, 諸橋直弥, 服部徹太郎
  • 学会等名: 化学系学協会東北大会
  • 発表場所: 秋田
• [学会発表] シリルカチオンによる二酸化炭素を用いた芳香族化合物のカルボキシル化 (2012)
  • 著者名/発表者名: 今野 惠, 千葉真史, ネトンド・ムチェム, 諸橋直弥, 服部徹太郎
  • 学会等名: 化学系学協会東北大会
  • 発表場所: 秋田
• [学会発表] シリルカチオンによる二酸化炭素を用いた芳香族化合物のカルボキシル化 (2012)
  • 著者名/発表者名: 今野 惠，千葉真史，ネトンド・ムチェム，諸橋直弥，服部徹太郎
  • 学会等名: 化学系学協会東北大会
  • 発表場所: 秋田大学手形キャンパス
• [学会発表] in situアルミニウム化を鍵とするインドール類のアミド化反応 (2012)
  • 著者名/発表者名: 千葉真史，大窪 諒，今野 惠，諸橋直弥，服部徹太郎
  • 学会等名: 化学系学協会東北大会
  • 発表場所: 秋田大学手形キャンパス
• [学会発表] Direct Carboxylation of Arenes with CO2 Mediated by R3SiB(C6F5)4 (2012)
  • 著者名/発表者名: Megumi Konno, Masafumi Chiba, Shinya Tanaka, Tetsutaro Hattori, and Sotaro Miyano
  • 学会等名: The 7th International Forum on Chemistry of Functional Organic Chemicals (IFOC-7)
  • 発表場所: 東京大学弥生講堂
• [学会発表] Ph_3SiCl/AlBr_3 によるCO_2 の活性化と固定化 (2011)
  • 著者名/発表者名: 今野惠, 根本耕司, 諸橋直弥, 服部徹太郎
  • 学会等名: 化学系学協会東北大会
  • 発表場所: 仙台
• [学会発表] Me2AlCl-Mediated ethoxycarboxylation of indoles and pyrroles with ethyl chloroformate (2011)
  • 著者名/発表者名: Megumi Konno, Satoru Onozawa, Koji Nemoto, Naoya Morohashi, and Tetsutaro Hattori
  • 学会等名: 6th Taiwan-Japan and 1st Asia International Symposium on Chemical-Environmental- Biomedical Technology
  • 発表場所: Taiwan
• [学会発表] Me2AlCl-Mediated ethoxycarboxylation of indoles and pyrroles with ethyl chloroformate (2011)
  • 著者名/発表者名: Megumi Konno, Satoru Onozawa, Koji Nemoto, Naoya Morohashi, and Tetsutaro Hattori
  • 学会等名: 6th Taiwan-Japan and 1st Asia International Symposium on Chemical-Environmental-Biomedical Technology
  • 発表場所: Hsinchu, Taiwan
• [学会発表] Ph3SiCl/AlBr3によるCO2の活性化と固定化
  • 著者名/発表者名: 今野惠，根本耕司，諸橋直弥，服部徹太郎
  • 学会等名: 化学系学協会東北大会
  • 発表場所: 仙台
• [備考]
  • URL: http://www.che.tohoku.ac.jp/~orgsynth/ronbun.html
• [備考] 服部研究室（研究成果）
  • URL: http://www.che.tohoku.ac.jp/~orgsynth/ronbun.html
• [備考] 服部研究室（研究成果）
  • URL: http://www.che.tohoku.ac.jp/~orgsynth/ronbun.html