研究課題
基盤研究(C)
あらゆる細胞において普遍的に発現しているスフィンゴ糖脂質の網羅的かつ定量的な構造解析を行うことによって、細胞のプロファイリングを行った。糖脂質は代表的な二次代謝産物であり、その網羅的な解析は細胞の状態を端的に示すものである。定量構造解析は主に質量分析法を用いて行った。スフィンゴ糖脂質の分子量分布を単純化させるため(構造多様性の排除)、酵素的に脂質部分のセラミド鎖を効率よく切断する系を構築し、糖鎖のみの解析を行った。その結果、各細胞のスフィンゴ糖脂質の構造と発現量は細胞特異的であり、定量データの統計的解析は細胞を効率よく分類・表現することを可能にすることを示した。
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