研究課題/領域番号 |
23560110
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
研究代表者 |
長島 伸夫 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 構造材料研究拠点 疲労研究グループ, 主幹研究員 (30354252)
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研究分担者 |
早川 正夫 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 構造材料研究拠点 疲労研究グループ, グループリーダー (50354254)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ferritic Cr-W steel / tempered martensite / coarse block / grain boundary / creep-fatigue / nano-indentation / pop-in behavior / coase subgrain / nanoindentation / pop-in / クリープ疲労 / ナノインデンテーション / 粗大サブグレイン / 国際情報交換 / 国際情報交流 |
研究成果の概要 |
12Cr-2Wフェライト系耐熱鋼についてナノインデンテーションを行った。優れたクリープ疲労特性を有する12Cr-2Wは粒内破壊,特性の劣る鋼は粒界破壊を示した。劣鋼では旧オーステナイト粒界に隣接する粗大ブロックに粗粒なサブグレインが形成された。粒界近傍の粗大ブロックのナノ硬さは、試験後の微細なブロックよりも顕著に小さくなった。さらに、ポップイン挙動は粒界近傍の粗いブロックのみで生じた。このポップイン挙動は、高温でのクリープ疲労による転位の回復によって、粗いブロック内の転位密度が極めて低くなることを示している。したがって、粒界に隣接する粗いブロックに局部的な変形が助けられ、粒界割れが導入された。
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