研究課題
基盤研究(C)
Belag(酸化物系保護膜)生成界面について調査し、以下の主要な成果が得られた。①Belag生成は、切削中に発生する熱起電力を原動力として選択的に摩耗面に反応層を介さずに、Ti化合物に直接付着することがわかった。このことがTi化合物を持たない超硬K種に生成しない理由である。しかし切削時間が経過するとFeOが層状に界面に集中し、拡散反応を生じ、摩耗進行に繋がる。②MnSを含有するCa脱酸鋼では、Belag生成界面にCaS層を生じ、FeOの集中を防止し、長寿命化が図れる。③コーティングの結晶方位やミネラル水ミストにより凝着に差異が見られた。非鉄系材料を含めて凝着低減方法としての可能性が見出された。
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