研究課題
基盤研究(C)
本課題の目的は,生体組織レベルの厚い試料の低温保存における凍結中の細胞間ストレスによる障害と非凍結の低温自体による細胞障害の低減のためのキセノン(Xe)ガスの有効性を明らかにすることであった.そこで,代表的凍結保護物質のジメチルスルホキシドとXeガス加圧除圧による溶存を併用した際の細胞の凍結過程における障害軽減の増強効果と,4℃における低温自体のストレスに対する細胞への保護効果を検討した.成果として,試料を低冷却速度で凍結した場合に細胞間のストレスによる障害軽減に対するXeガス溶存の有効性が示唆され,非凍結の低温自体による細胞障害の低減にXeガスの加圧添加が有効であることが明らかとなった.
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