情報ハイディングと画質改善法を用いた画像圧縮効率の向上

• 研究課題/領域番号: 23560458
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 通信・ネットワーク工学
• 研究機関: 九州工業大学
• 研究代表者: 野田 秀樹 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 教授 (80274554)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2011年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
• キーワード: 情報ハイディング / 画質改善 / 画像圧縮 / カラー画像 / QIM / JPEG / MAP推定 / JPEG2000

研究概要

情報ハイディング技術の新たな応用として，画像情報圧縮への適用に関して検討を行った．JPEG 画像を対象に，エントロピー符号化された色差成分の離散コサイン変換（DCT）係数を輝度成分のDCT係数に埋め込むことによって，圧縮効率の向上を目指した．また，圧縮や埋め込みによる画質劣化を後処理で改善するため，最大事後確率推定を用いた画質改善法も併用した．性能評価実験の結果，色差成分の埋め込みによって一定の圧縮効率の向上が確認できたが，画質改善法の適用の方が効果が大きいことがわかった．また，埋め込みと画質改善法の併用が最も効果的であることがわかった．

研究成果

• [雑誌論文] 可逆的情報ハイディングを利用したJPEG画像のプライバシー保護 (2014)
  • 著者名/発表者名: 桝谷冬樹,新見道治,野田秀樹
  • 雑誌名: 画像電子学会誌 巻: vol.43 ページ: 21-27
  • NAID: 110009545996
  • URL: http://ci.nii.ac.jp/naid/40020002421
  • 査読あり
• [雑誌論文] 可逆的情報ハイディングを利用したJPEG画像のプライバシー保護 (2014)
  • 著者名/発表者名: 桝谷冬樹, 新見道治, 野田秀樹
  • 雑誌名: 画像電子学会誌 巻: 43 ページ: 21-27
  • NAID: 110009545996
  • 査読あり
• [雑誌論文] Improvement of JPEG Compression Efficiency Using Information Hiding and Image Restoration (2013)
  • 著者名/発表者名: K.Yamawaki, F.Nakano, H.Noda and M.Niimi
  • 雑誌名: IEICE Transactions on Information and Systems 巻: E96.D 号: 5 ページ: 1233-1237
  • DOI: 10.1587/transinf.E96.D.1233
  • NAID: 10031193981
  • ISSN: 0916-8532, 1745-1361
  • 査読あり
• [雑誌論文] JPEG画像を対象とする現実的なステガナリシスに関する検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山脇和美,小波泰之,野田秀樹,新見道治
  • 雑誌名: 電子情報通信学会論文誌 巻: vol.J94-A, no.6 ページ: 434-437
  • NAID: 110008662097
  • URL: http://ci.nii.ac.jp/naid/110008662097
  • 査読あり
• [雑誌論文] Local MAP estimation for quality improvement of compressed color images (2011)
  • 著者名/発表者名: H.Noda and M.Niimi
  • 雑誌名: Pattern Recognition 巻: vol.44, no.4 号: 4 ページ: 788-793
  • DOI: 10.1016/j.patcog.2010.10.022
  • 査読あり
• [雑誌論文] JPEG画像を対象とする現実的なステガナリシスに関する検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 山脇和美, 小波泰之, 野田秀樹, 新見道治
  • 雑誌名: 電子情報通信学会論文誌 巻: J94-A ページ: 434-437
  • NAID: 110008662097
  • 査読あり
• [学会発表] 拡張現実感を利用した建物内ナビゲーションシステムの開発 (2014)
  • 著者名/発表者名: 藤本明工,新見道治,野田秀樹
  • 学会等名: 信学技報
  • 発表場所: 北陸先端大学
  • 年月日: 2014-03-07
• [学会発表] QRコードと互換性を持つ改ざん検出可能な二次元コード (2014)
  • 著者名/発表者名: 石原敬之,新見道治,野田秀樹
  • 学会等名: 信学技報
  • 発表場所: 北陸先端大学
  • 年月日: 2014-03-07
• [学会発表] 拡張現実感を利用した建物内ナビゲーションシステムの開発 (2014)
  • 著者名/発表者名: 藤本明工, 新見道治, 野田秀樹
  • 学会等名: 電子情報通信学会マルチメディア情報ハイディング・エンリッチメント研究会
  • 発表場所: 北陸先端科学技術大学院大学
• [学会発表] QRコードと互換性を持つ改ざん検出可能な二次元コード (2014)
  • 著者名/発表者名: 石原敬之, 新見道治, 野田秀樹
  • 学会等名: 電子情報通信学会マルチメディア情報ハイディング・エンリッチメント研究会
  • 発表場所: 北陸先端科学技術大学院大学
• [学会発表] Wet Paper符号を利用したQRコードへの情報重畳 (2013)
  • 著者名/発表者名: 新見道治,野田秀樹
  • 学会等名: 信学技報
  • 発表場所: ATR(EMM2012-107)
  • 年月日: 2013-03-07
• [学会発表] 再符号化に耐性を持つ可逆的情報ハイディングを利用したJPEG画像のプライバシー保護 (2013)
  • 著者名/発表者名: 桝谷冬樹,新見道治,野田秀樹
  • 学会等名: 信学技報
  • 発表場所: ATR(EMM2012-108)
  • 年月日: 2013-03-07
• [学会発表] Wet Paper符号を利用したQRコードへの情報重畳 (2013)
  • 著者名/発表者名: 新見道治, 野田秀樹
  • 学会等名: 電子情報通信学会マルチメディア情報ハイディング・エンリッチメント研究会
  • 発表場所: ATR（京都府）
• [学会発表] 再符号化に耐性を持つ可逆的情報ハイディングを利用したJPEG画像のプライバシー保護 (2013)
  • 著者名/発表者名: 桝谷冬樹, 新見道治, 野田秀樹
  • 学会等名: 電子情報通信学会マルチメディア情報ハイディング・エンリッチメント研究会
  • 発表場所: ATR（京都府）
• [学会発表] Protection of privacy in JPEG files using reversible information hiding (2012)
  • 著者名/発表者名: M.Niimi, F.Masutani and H.Noda
  • 学会等名: Proceedings of 2012 IEEE International Symposium on Intelligent Signal Processing and Communication Systems
  • 発表場所: New Taipei City, Taiwan.
  • 年月日: 2012-11-06
• [学会発表] Improvement of JPEG compression efficiency using information hiding and image restoration (2012)
  • 著者名/発表者名: K.Yamawaki, F.Nakano, H.Noda and M.Niimi
  • 学会等名: Proceedings of 2012 IEEE International Symposium on Intelligent Signal Processing and Communication Systems
  • 発表場所: New Taipei City, Taiwan.
  • 年月日: 2012-11-06
• [学会発表] 情報ハイディングと画質改善法を用いたJPEGカラー画像の圧縮効率の改善 (2012)
  • 著者名/発表者名: 中野史也,山脇和美,野田秀樹,新見道治
  • 学会等名: 信学技報
  • 発表場所: 大阪大学(EMM2011-64)
  • 年月日: 2012-03-16
• [学会発表] 可逆的情報ハイディングを利用したJPEG画像のプライバシー保護 (2012)
  • 著者名/発表者名: 桝谷冬樹,新見道治,野田秀樹
  • 学会等名: 信学技報
  • 発表場所: 大阪大学(EMM2011-69)
  • 年月日: 2012-03-16
• [学会発表] An application of steganalysis based on sparse code shrinkage to watermarking attack (2012)
  • 著者名/発表者名: M.Niimi and H.Noda
  • 学会等名: Proceedings of 2012 International Workshop on Advanced Image Technology
  • 発表場所: Ho Chi Min, Vietnam.
  • 年月日: 2012-01-09
• [学会発表] Improvement of JPEG compression efficiency using information hiding and image restoration (2012)
  • 著者名/発表者名: K.Yamawaki, F.Nakano, H.Noda and M.Niimi
  • 学会等名: 2012 IEEE International Symposium on Intelligent Signal Processing and Communication Systems
  • 発表場所: New Taipei City, Taiwan
• [学会発表] Protection of privacy in JPEG files using reversible information hiding (2012)
  • 著者名/発表者名: M.Niimi, F.Masutani and H.Noda
  • 学会等名: 2012 IEEE International Symposium on Intelligent Signal Processing and Communication Systems
  • 発表場所: New Taipei City, Taiwan
• [学会発表] 情報ハイディングと画質改善法を用いたJPEGカラー画像の圧縮効率の改善 (2012)
  • 著者名/発表者名: 中野史也, 山脇和美, 野田秀樹, 新見道治
  • 学会等名: 平成24年度電気関係学会九州支部連合大会
  • 発表場所: 長崎大学
• [学会発表] 脆弱型可逆的情報ハイディングを利用したJPEG画像のプライバシー保護 (2012)
  • 著者名/発表者名: 桝谷冬樹, 新見道治, 野田秀樹
  • 学会等名: 平成24年度電気関係学会九州支部連合大会
  • 発表場所: 長崎大学
• [学会発表] Wet Paper符号と情報ハイディングを利用したQRコードの改ざん検出 (2012)
  • 著者名/発表者名: 新見道治, 野田秀樹
  • 学会等名: 平成24年度電気関係学会九州支部連合大会
  • 発表場所: 長崎大学
• [学会発表] An application of steganalysis based on sparse code shrinkage to watermarking attack (2012)
  • 著者名/発表者名: M.Niimi, H.Noda
  • 学会等名: 2012 International Workshop on Advanced Image Technology
  • 発表場所: ベトナム ホーチミン
• [学会発表] 情報ハイディングと画質改善法を用いたJPEGカラー画像の圧縮効率の改善 (2012)
  • 著者名/発表者名: 中野史也, 山脇和美, 野田秀樹, 新見道治
  • 学会等名: 電子情報通信学会マルチメディア情報ハイディング・エンリッチメント研究会
  • 発表場所: 大阪大学
• [学会発表] 可逆的情報ハイディングを利用したJPEG画像のプライバシー保護 (2012)
  • 著者名/発表者名: 桝谷冬樹, 新見道治, 野田秀樹
  • 学会等名: 電子情報通信学会マルチメディア情報ハイディング・エンリッチメント研究会
  • 発表場所: 大阪大学
• [学会発表] スパースコード縮小に基づくステガナリシスの電子透かしアタックへの応用 (2011)
  • 著者名/発表者名: 新見道治,野田秀樹
  • 学会等名: 信学技報
  • 発表場所: 機械振興会館(EMM2011-58)
  • 年月日: 2011-12-09
• [学会発表] An application of sparse code shrinkage to image steganalysis based on supervised learning (2011)
  • 著者名/発表者名: M.Niimi and H.Noda
  • 学会等名: Proceedings of the IEEE International Conference on Image Processing
  • 発表場所: Brussels, Belgium.
  • 年月日: 2011-09-13
• [学会発表] サイド情報を利用する情報ハイディング (2011)
  • 著者名/発表者名: 野田秀樹
  • 学会等名: 信学技報
  • 発表場所: 国立情報学研究所(EMM2011-1)
  • 年月日: 2011-05-30
• [学会発表] サイド情報を利用する情報ハイディング (2011)
  • 著者名/発表者名: 野田秀樹
  • 学会等名: 電子情報通信学会マルチメディア情報ハイディング・エンリッチメント研究会(招待講演)
  • 発表場所: 国立情報学研究所
• [学会発表] An application of sparse code shrinkage to image steganalysis based on supervised learning (2011)
  • 著者名/発表者名: M.Niimi, H.Noda
  • 学会等名: IEEE International Conference on Image Processing
  • 発表場所: ベルギー ブリュッセル
• [学会発表] ステガノグラフィを用いたJPEGカラー画像の圧縮性能向上の試み (2011)
  • 著者名/発表者名: 中野史也, 山脇和美, 野田秀樹, 新見道治
  • 学会等名: 平成23年度電気関係学会九州支部連合大会
  • 発表場所: 佐賀大学
• [学会発表] JPEG画像を対象とする現実的なステガナリシスに関する検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 小波泰之, 山脇和美, 野田秀樹, 新見道治
  • 学会等名: 平成23年度電気関係学会九州支部連合大会
  • 発表場所: 佐賀大学
• [図書] Introduction to Image Steganography and Steganalysis, Multimedia Information Hiding Technologies and Methodologies for Controlling Data (2012)
  • 著者名/発表者名: M.Niimi and H.Noda
  • 出版者: IGI Global
• [図書] Chapter 10 "Introduction to Image Steganography and Steganalysis" in Multimedia Information Hiding Technologies and Methodologies for Controlling Data (2012)
  • 著者名/発表者名: M.Niimi and H.Noda
  • 出版者: IGI Global