近世公家住宅をめぐる様式復古の実態に関する研究

• 研究課題/領域番号: 23560780
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 建築史・意匠
• 研究機関: 関西大学
• 研究代表者: 藤田 勝也 関西大学, 環境都市工学部, 教授 (80202290)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円); 2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2012年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2011年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 公家住宅 / 様式復古 / 寝殿造 / 建築史 / 日本史 / 建築史・意匠 / 寢殿造

研究概要

本研究の目的は、近世公家住宅における復古の実態解明にある。とくに近世貴族社会の最上位に位置する五摂家のうち、近衛家、鷹司家そして九條家について、近世における本宅屋敷の位置、規模、焼失再建等の沿革を確認したうえで、復古の実態を詳細に検討した。
本研究が解明した要点は、三家とも復古が具体化するのはおおむね17世紀頃であること、天明大火後の復古再建では裏松固禅の研究や施主（当主）の意向が反映されているとともに、絵図御用をつとめた大工木子家による実施設計も関係していることなどであり、また九條家が復古をとりわけ重視し実現してきたその背景には、二條家との密接な関係があることなどを推論した。

研究成果

• [雑誌論文] 近世九條家の屋敷について―近世公家住宅の復古に関する研究4― (2014)
  • 著者名/発表者名: 藤田勝也
  • 雑誌名: 日本建築学会計画系論文集 巻: Vol.79 No.697 ページ: 799-806
  • NAID: 130004895791
  • 査読あり
• [雑誌論文] 近世九條家の屋敷について―近世公家住宅の復古に関する研究4― (2014)
  • 著者名/発表者名: 藤田 勝也
  • 雑誌名: 日本建築学会計画系論文集 巻: 79 ページ: 799-806
  • NAID: 130004895791
  • 査読あり
• [雑誌論文] 近世鷹司家の屋敷について―近世公家住宅の復古に関する研究3― (2013)
  • 著者名/発表者名: 藤田勝也
  • 雑誌名: 日本建築学会計画系論文集 巻: Vol.78 No.684 ページ: 475-783
  • NAID: 130004512655
  • 査読あり
• [雑誌論文] 近世近衛家の屋敷について―近世公家住宅の復古に関する研究2― (2012)
  • 著者名/発表者名: 藤田勝也
  • 雑誌名: 日本建築学会計画系論文集 巻: Vol.77 No.675 ページ: 1193-1200
  • NAID: 130004895561
  • 査読あり
• [雑誌論文] 近世近衛家の屋敷について―近世公家住宅の復古に関する研究 2― (2012)
  • 著者名/発表者名: 藤田勝也
  • 雑誌名: 日本建築学会計画系論文集 巻: 77巻675号 ページ: 1193-1200
  • NAID: 130004895561
  • 査読あり
• [図書] 平安京と貴族の住まい (2012)
  • 著者名/発表者名: 西山良平藤田勝也編著
  • 出版者: 京都大学学術出版会
• [図書] 平安京と貴族の住まい (2012)
  • 著者名/発表者名: 西山良平・藤田勝也編
  • 総ページ数: 380
  • 出版者: 京都大学学術出版会
• [備考]
  • URL: http://www.arch.kansai-u.ac.jp/HISTORY/index.html