研究課題/領域番号 |
23561015
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
原子力学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
大井 隆夫 上智大学, 理工学部, 教授 (90168849)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2013年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | リチウム同位体効果 / リチウムイオン二次電池 / コバルト酸リチウム / マンガン酸リチウム / 周期境界条件法 / 換算分配関数比 / 分子軌道計算 / 二重収束型質量分析計 / 量子化学計算 / リチウム同位体分離 |
研究概要 |
LiCoO2から電解質へのLi放出におけるLi同位体効果が電解質の種類に依存することがわかった。すなわち,電解質がLi+を含む場合7Liが選択的に電解質に移動し,電解質がLi+を含まない場合はほとんど同位体効果が観測されなかった。これは,前者の場合,同位体交換平衡反応に基づく同位体効果が起こるのに対し,後者では,単純な拡散が起こるためと考えられた。 LiMn2O4の場合は,6Liが選択的に電解質に移動した。LiCoO2とLiMn2O4における同位体効果の逆転現象は,両者の結晶構造の違いに由来すると考えられる。
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