研究課題
基盤研究(C)
エストロゲン受容体は女性ホルモンであるエストロゲンと結合して、動物の内分泌の恒常性維持の機構に関与している。しかし、ヒト等の高等脊椎動物で認められるエストロゲン受容体による内分泌恒常性維持機構は生物進化のどの段階から出現したのかは未だ不明である。本研究課題は、生物進化に伴ったエストロゲン受容体遺伝子の出現と機能獲得のプロセスの解明を目指して実施された。その結果、軟骨魚類であるサメの進化段階からヒトと同様にエストロゲン受容体遺伝子を持つこと、さらに機能的にもヒトの受容体と同等の能力を持つことを明らかにした。以上の成果はエストロゲン受容体の分子進化を解明する上で重要な手がかりとなると期待できる。
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すべて 雑誌論文 (15件) (うち査読あり 15件) 学会発表 (17件) (うち招待講演 4件) 備考 (2件)
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