研究課題
基盤研究(C)
メダカ受精卵に生理的濃度のアンドロゲンが含まれており、アンドロゲン受容体を介したシグナルが、初期胚の赤血球、卵黄静脈の分化に重要な役割を果たすことが明らかとなった。アンドロゲンが作用するのは中胚葉からの血液血管内皮細胞前駆細胞分化段階であり、アンドロゲン受容細胞の細胞分化系譜解析により、アンドロゲン受容細胞が、細胞自律的に血球血管系細胞に分化することを示す先駆的知見を得た。さらに遺伝子発現解析からWnt, Bmpシグナル経路の複数の因子がアンドロゲンの制御を受けるエフェクター因子として機能することが明らかとなった。
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