研究課題
基盤研究(C)
「天然変性蛋白質」は、近年発見された新しいカテゴリーの蛋白質であり、単独では特定の構造を持たないが、標的分子を認識・結合するという機能発現と同時にフォールディング(構造形成)する。天然変性蛋白質は、高等生物が持つ蛋白質の約4割を占めることから、その分子認識機構の解明が重要課題となっている。本研究では、複数の天然変性蛋白質の標的分子認識機構を、核磁気共鳴(NMR)法などを用いて調べた。その結果、天然変性蛋白質は極めて高速で分子認識可能なことや、天然変性蛋白質に応じて誘導適合機構と構造選択機構といった機構で分子認識することなどが明らかになった。
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