研究課題/領域番号 |
23570271
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
進化生物学
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研究機関 | 九州大学 (2013) 京都大学 (2011-2012) |
研究代表者 |
早川 敏之 九州大学, 基幹教育院, 准教授 (80418681)
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研究分担者 |
安形 高志 独立行政法人理化学研究所, システム糖鎖 生物学研究グループ, チームリーダー (40371017)
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連携研究者 |
颯田 葉子 総合研究大学院大学, 先導科学研究科, 教 授 (20222010)
平井 啓久 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (10128308)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2011年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ヒトの進化 / ヒト化 / シアル酸 / 受容体 / 遺伝子変換 |
研究概要 |
シアル酸は、細胞表面の糖鎖の末端に位置する酸性単糖である。このシアル酸を認識する受容体の1つであるSiglec-11は、ヒトでのみ脳ミクログリアで発現している。Siglec-11の進化を精査したところ、Siglec-11と別のシアル酸受容体Siglec-16は、約100万年前に脳ミクログリアに出現したペア型受容体であり、これらSiglecは、脳細胞上に豊富に見られるポリシアル酸の構成成分を認識していることがわかった。Siglec-11/Siglec-16ペア型受容体の出現は、ヒト系統において新たな脳細胞間の相互作用を生み出し、ヒトの進化後期における脳進化に関わったとみられる。
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