研究課題
基盤研究(C)
本研究では、(1)動原体機能低下系統の作出および(2)動原体機能低下系統を用いた半数体の作出による「動原体機能低下系統を利用した半数体育種法の確立」を計画した。動原体機能低下系統の作出のために「GFP融合CENH3(動原体特異的ヒストンH3)発現コンストラクト」をイネ、ミヤコグサ、シロイヌナズナ、タバコおよびトマトに導入し、シロイヌナズナ、タバコおよびトマトにおいてGFPが動原体に局在する形質転換体を得た。続いてこれらの形質転換体に「内在性CENH3発現抑制コンストラクト」を導入し動原体機能低下系統の作出を試みたが、内在性CENH3の発現が十分に抑制された系統は得られなかった。