アントシアニン合成制御の分子基盤：新規抑制因子の制御機構と生理機能の解明

• 研究課題/領域番号: 23580014
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 育種学
• 研究機関: 岡山県農林水産総合センター生物科学研究所
• 研究代表者: 小田 賢司 岡山県農林水産総合センター生物科学研究所, その他部局等, 専門研究員 (10344409)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2012年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2011年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: アントシアニン / F-boxタンパク質 / カルコン合成酵素 / イネFOXシロイヌナズナ

研究概要

花や果実などの色を決める色素の合成が植物体内でどのように制御されているかは、古くから多くの人の興味の対象であると同時に、農業経済上の関心事でもある。植物の最も主要な色素であるアントシアニンの合成制御は、合成酵素遺伝子の転写誘導により調節されることが明らかにされてきた。本研究では、イネの遺伝子を過剰発現する形質転換シロイヌナズナのライブラリ中から見出されたアントシアニン抑制変異体を調べることで、アントシアニン合成の新しい制御機構とその生理機能を解析した。結果、アントシアニン合成経路の初発段階の酵素はF-boxタンパク質によりタンパク質レベルでの制御を受けていることが強く示唆された。

研究成果

• [雑誌論文] Mutations in the CCD4 Carotenoid Cleavage Dioxygenase Gene of Yellow-Flesh Peaches, Biosci (2013)
  • 著者名/発表者名: Yosuke Fukamatsu, Takayuki Tamura, Seisuke Hihara, and Kenji Oda
  • 雑誌名: Biotech. Biochem 巻: 77 ページ: 2514-2516
• [雑誌論文] Role of the rice transcription factor JAmyb in abiotic stress response, J (2013)
  • 著者名/発表者名: Naoki Yokotani, Takanari Ichikawa, Youichi Kondou, Masaki Iwabuchi, Minami Matsui, Hirohiko Hirochika, and Kenji Oda
  • 雑誌名: Plant Res 巻: 126 ページ: 131-139
• [雑誌論文] Mutations in the <i>CCD4</i> Carotenoid Cleavage Dioxygenase Gene of Yellow-Flesh Peaches (2013)
  • 著者名/発表者名: Yosuke Fukamatsu, Takayuki Tamura, Seisuke Hihara, and Kenji Oda
  • 雑誌名: Ｂｉｏｓｃｉｅｎｃｅ， Ｂｉｏｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ， ａｎｄ Ｂｉｏｃｈｅｍｉｓｔｒｙ 巻: 77 号: 12 ページ: 2514-2516
  • DOI: 10.1271/bbb.130626
  • NAID: 130003381975
  • ISSN: 0916-8451, 1347-6947
  • 査読あり
• [雑誌論文] Role of the rice transcription factor JAmyb in abiotic stress response (2013)
  • 著者名/発表者名: 1) Naoki Yokotani, Takanari Ichikawa, Youichi Kondou, Masaki Iwabuchi, Minami Matsui, Hirohiko Hirochika, and Kenji Oda
  • 雑誌名: J. Plant Res. 巻: 126 号: 1 ページ: 131-139
  • DOI: 10.1007/s10265-012-0501-y
  • NAID: 10031145622
  • 査読あり
• [雑誌論文] Comparative Study of Gene Expression and Major Proteins'Function of Laticifers in Lignified and Unlignified Organs of Mulberry (2012)
  • 著者名/発表者名: Sakihito Kitajima, Toki Taira, Kenji Oda, Katsuyuki T. Yamato, Yoshihiro Inukai, and Yusuke Hori
  • 雑誌名: Planta 巻: 235 ページ: 589-601
• [雑誌論文] Comparative Study of Gene Expression and Major Proteins’ Function of Laticifers in Lignified and Unlignified Organs of Mulberry (2012)
  • 著者名/発表者名: Sakihito Kitajima, Toki Taira, Kenji Oda, Katsuyuki T. Yamato, Yoshihiro Inukai, and Yusuke Hori
  • 雑誌名: Planta 巻: 235 号: 3 ページ: 589-601
  • DOI: 10.1007/s00425-011-1533-6
  • 査読あり
• [学会発表] モモ黄肉種に存在するカロテノイド代謝酵素CCD4の変異 (2014)
  • 著者名/発表者名: 深松洋介、田村隆行、日原誠介 、小田賢司
  • 学会等名: 日本農芸化学会2014年度大会
  • 発表場所: 川崎
• [学会発表] イネのジャスモン酸応答性MYB遺伝子JAｍｙｂの非生物的ストレス応答への関与 (2012)
  • 著者名/発表者名: 横谷尚起、市川尚斉、近藤陽一、岩渕雅樹、松井南、廣近洋彦、小田賢司
  • 学会等名: 日本農芸化学会2012年度大会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] RiceFOX: イネ完全長cDNA高発現シロイヌナズナ変異体表現形質データベース (2012)
  • 著者名/発表者名: 櫻井哲也、篠崎一雄、小田賢司、廣近洋彦、松井南
  • 学会等名: 第53回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] モモ黄肉種に存在するカロテノイド代謝酵素CCD4の変異
  • 著者名/発表者名: 深松洋介、田村隆行、日原誠介、小田賢司
  • 学会等名: 日本農芸化学会2014年度大会
• [学会発表] イネのジャスモン酸応答性MYB遺伝子JAmybの非生物的ストレス応答への関与
  • 著者名/発表者名: 横谷尚紀、市川尚斉、近藤陽一、岩淵雅樹、松井南、廣近洋彦、小田賢司
  • 学会等名: 日本農芸会2012年度大会
• [学会発表] RiceFOX :イネ完全長cDNA高発現シロイヌナズナ変異体表現形質データベース
  • 著者名/発表者名: 櫻井哲也、篠崎一雄、小田賢司、廣近洋彦、松井南
  • 学会等名: 第53回日本植物生理学会年会
• [産業財産権] リゾクトニア菌抵抗性遺伝子 (2013)
  • 発明者名: 森昌樹、前田哲、横谷尚紀、小田賢 司、 近藤陽一
  • 権利者名: 森昌樹、前田哲、横谷尚紀、小田賢 司、 近藤陽一, 松井南
  • 産業財産権種類: 特許
  • 産業財産権番号: 2013-020066
  • 出願年月日: 2013-02-05
  • 外国
• [産業財産権] リゾクトニア菌抵抗性遺伝子 (2013)
  • 発明者名: 森昌樹、前田哲、横谷尚起、小田賢司、近藤陽一、松井南
  • 権利者名: 森昌樹、前田哲、横谷尚起、小田賢司、近藤陽一、松井南
  • 産業財産権種類: 特許
  • 産業財産権番号: 2013-020066
  • 出願年月日: 2013-02-05