研究課題
基盤研究(C)
水田や過湿害の起きやすい耕作不適地でのバイオマス作物の栽培を目的に,エリアンサス,ネピアグラス,ケナフ,ヤトロファの耐湿性・湛水抵抗性を検討した結果,いずれもトウモロコシやダイズよりは優れていたが,特にネピアグラスとケナフが優れていた.ネピアグラス,ケナフとエリアンサスは根に通気組織を形成するほか,とくにネピアグラスとケナフは,湛水時に比較的短期間のうちに,水中や土壌表層に根を発達させる性質があり,それらの根が過湿や湛水への耐性に重要な役割をしていたと考えられる.ネピアグラスの品種間差においても,そうした湛水時の土壌表層での根の発達の程度が,地上部バイオマスの保持の品種間差と対応していた.
すべて 2014 2013 その他
すべて 学会発表 (6件) (うち招待講演 6件)