研究課題
基盤研究(C)
セルロースは反芻家畜において重要な栄養源であり、近年ではエタノールの原料としての利用にも注目が集まっている。本研究では、植物のセルロース合成機構解明のため、茎葉が非常にもろい「カマイラズ」と呼ばれる形質を示すイタリアンライグラス系統の飼料成分分析を実施し、同系統のセルロース含量が極端に低く、それを相補するようにヘミセルロース含量が高いことや、正常系統と変異系統をもとに養成した戻し交配集団の表現型の調査により、カマイラズが劣性の1遺伝子支配形質であることを明らかにした。さらに、戻し交配集団を用いたバルクDNA解析により、カマイラズ形質関連遺伝子座のライグラス第4連鎖群上の座乗位置を明らかにした。
すべて 2014 2013 2012
すべて 学会発表 (6件) 図書 (5件)