研究課題
基盤研究(C)
北方地域の景観資源として有望なスズランとマイヅルソウの種子発芽特性を室内実験と野外実験から明らかにした。両種とも野外で10月に結実して散布された種子は,翌年の6~7月に発根し,翌々年の5月に出芽した。すなわち,種子散布から出芽までに2回の冬を含む約20か月を要した。散布直後の胚は小さく,発根とほぼ同時に種子の内部で発達して胚乳から栄養分を吸収する吸器として機能した。両種ともに低温湿潤処理によって発根率が高まり,変温と光によって発根が抑制された。
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