イネいもち病菌感染時に誘導される宿主ジベレリン不活性化経路の生理的意義

• 研究課題/領域番号: 23580067
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 植物病理学
• 研究機関: 独立行政法人理化学研究所
• 研究代表者: 真籠 洋 独立行政法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 研究員 (70425643)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円); 2013年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2011年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: ジベレリン / いもち病菌 / イネいもち病菌 / イネ

研究概要

ジベレリン(GA)は種子発芽、茎葉の伸張、花成、果実肥大と顕花植物の一生を通して生長を促進する作用を持つ植物ホルモンである。その一方、近年ジベレリンのシグナルが病害応答にも関与するという報告がある。本研究ではイネいもち病菌感染イネ葉における宿主ジベレリン不活性化酵素遺伝子の顕著な誘導と、それに伴う感染葉内の活性型ジベレリンの低下についてその生理的な意義を明らかにする目的で行われた。その結果、宿主ジベレリン不活性化酵素遺伝子の誘導はこれまで知られていなかったイネの病害応答の一つであることが示唆された。

研究成果

• [学会発表] CYP714B1 and CYP714B2 encode gibberellin 13-oxidases that reduce gibberellin activity in rice (2013)
  • 著者名/発表者名: Magome, H., Nomura, T., Hanada, A., Takeda-Kamiya, N., Ohnishi, T., Shinma, Y., Katsumata, T., Kawaide, H., Kamiya, Y., and Yamaguchi, S
  • 学会等名: The international Plant Growth Substances Association 21th Conference
  • 発表場所: Shanghai, China
• [学会発表] CYP714B1 and CYP714B2 encode gibberellin 13-oxidases that reduce gibberellin activity in rice. (2013)
  • 著者名/発表者名: Magome, H., Nomura, T., Hanada, A., Takeda-Kamiya, N., Ohnishi, T., Shinma, Y., Katsumata, T., Kawaide, H., Kamiya, Y., and Yamaguchi, S.
  • 学会等名: The international Plant Growth Substances Association 21th Conference
  • 発表場所: Shanghai, China
• [学会発表] いもち病菌感染イネのジベレリン分析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 真籠洋、藤枝俊介、花田篤志、大里修一、神谷勇治、山口信次郎
  • 学会等名: 日本植物病理学会大会
  • 発表場所: 福岡国際会議場
  • 年月日: 2012-03-28
• [学会発表] イネいもち病菌感染誘導性を示すジベレリン2 (2012)
  • 著者名/発表者名: 真籠洋、藤枝俊介、花田篤志、大里修一、神谷勇治、山口信次郎
  • 学会等名: 酸化酵素遺伝子植物化学調節学会
  • 発表場所: 山形大学農学部
• [学会発表] イネいもち病菌感染誘導性を示すジベレリン2-酸化酵素遺伝子 (2012)
  • 著者名/発表者名: 真籠洋、藤枝俊介、花田篤志、大里修一、神谷勇治、山口信次郎
  • 学会等名: 植物化学調節学会
  • 発表場所: 山形大学農学部