研究課題
基盤研究(C)
イネの根から分泌される有機態炭素量は、水耕実験と土耕実験を用いて測定することができた。水耕実験では、水稲根から分泌される有機態炭素量は、植物個体あたりよりも、乾物生産あたりの品種間において差異性が顕著であった。また、砂質土壌を用いた土耕実験では、土壌溶液中に溶存したTOCとCH4量、または総CH4放出量は、品質が異なる3品種間に有意な違いも認められた。さらに、土壌有機態炭素量の少ないC4土壌と安定同位体自然存在比測定法を用いた土耕実験では、1つ栽培シーズン後、土壌に転流された炭素量は、植物イネ炭素同化量の11.6%と推定され、土壌中の炭素の約1割は、イネの根から転流されたことを明らかにした。
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