研究課題
基盤研究(C)
本研究では、JAシグナル伝達経路の鍵転写因子であるRERJ1によって発現制御を受ける標的遺伝子を探索し、proteinase inhibitor(PI)遺伝子やモノテルペン・リナロールの合成酵素遺伝子(LIS)、JAシグナル伝達においてリプレッサーとして働くJAZ遺伝子等がRERJ1の制御下にあることを示した。また、アワヨトウ食害におけるRERJ1の重要性と、活性型JA-isoleucineがRERJ1の発現誘導に必要なことを示し、RERJ1がproteinase inhibitor遺伝子などの発現誘導を介して虫害抵抗性を発揮する際に重要な役割を果たす転写制御因子であることを明らかにした。
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