遺伝子改変動物を用いた新たな食品評価系の開発

• 研究課題/領域番号: 23580170
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 食品科学
• 研究機関: 山口大学
• 研究代表者: 井内 良仁 山口大学, 農学部, 准教授 (60272069)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2012年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2011年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: SOD1欠損細胞 / 新規評価法 / 抗酸化物質 / スーパーオキシドディスムターゼ欠損 / 線維芽細胞 / SOD1 KO細胞 / SOD1 KO

研究概要

抗酸化酵素SOD1を欠損する細胞（SOD1 KO MEF）を用いて、抗酸化物質の新規評価法の確率を試みた。まずSOD1 KO MEFが死滅する20 %酸素濃度下で細胞増殖するか否かを指標に、既知のモデル化合物を用いて検討した。その結果、アスコルビン酸添加により細胞増殖が観察され酸化ストレスに脆弱なSOD1 KO MEFの維持増殖が可能な抗酸化物質が存在することがわかった。さらに、従来の評価法と今回確立した新評価法をカテキンを用いて比較検討した結果、新評価法が、より鋭敏にカテキンの抗酸化能を検出可能であることが明らかになった。

研究成果

• [雑誌論文] Peroxiredoxin-controlled G-CSF signalling at the endoplasmic reticulum-early endosome interface (2011)
  • 著者名/発表者名: Palande, K., Roovers, O., Gits, J., Verwijmeren, C., Iuchi, Y., Fujii, J., Neel, B. G., Karisch, R., Tavernier, J., and Touw, I. P.
  • 雑誌名: Journal of Cell Science 巻: 124 ページ: 3695-3705
  • 査読あり
• [学会発表] Protective role of uric acid as antioxidant in termite, Reticulitermes speratus (2014)
  • 著者名/発表者名: Tasaki Eisuke, Sakurai Hiroki, Nitao Masaru, Matsuura Kenji, Iuchi Yoshihito
  • 学会等名: 17^<th> Biennial Meeting of Society for Free Radical Research International
  • 発表場所: 京都国際会館(京都市)
  • 年月日: 2014-03-24
• [学会発表] Involvement of uric acid in predominant antioxidant activity of long-lived termite, Reticulitermes speratus (2014)
  • 著者名/発表者名: Iuchi Yoshihito, Sakurai Hiroki Tasaki Eisuke, Nitao Masaru, Matsuura Kenji
  • 学会等名: 17^<th> Biennial Meeting of Society for Free Radical Research International
  • 発表場所: 京都国際会館(京都市)
  • 年月日: 2014-03-24
• [学会発表] Involvement of uric acid in predominant antioxidant activity of long-lived termite, Reticulitermes speratus (2014)
  • 著者名/発表者名: Iuchi Yoshihito, Sakurai Hiroki, Tasaki Eisuke, Nitao Masaru, Matsuura Kenji
  • 学会等名: 17th Biennial Meeting of Society for Free Radical Research International
  • 発表場所: 京都国際会館（京都市）
• [学会発表] Protective role of uric acid as antioxidant in termite, Reticulitermes speratus (2014)
  • 著者名/発表者名: Tasaki Eisuke, Sakurai Hiroki, Nitao Masaru, Matsuura Kenji, Iuchi Yoshihito
  • 学会等名: 17th Biennial Meeting of Society for Free Radical Research International
  • 発表場所: 京都国際会館（京都市）
• [学会発表] ヤマトシロアリの高い抗酸化能を担う物質としての尿酸 (2013)
  • 著者名/発表者名: 櫻井宏樹,田﨑英祐,仁田尾優,赤壁義彦,松井健二,松浦健二,井内良仁
  • 学会等名: 第36回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 神戸国際会議場(神戸市)
  • 年月日: 2013-12-05
• [学会発表] 長寿命昆虫ヤマトシロアリの抗酸化システムにおける尿酸の役割 (2013)
  • 著者名/発表者名: 田﨑英祐,櫻井宏樹,仁田尾優,藤田晃大,松浦健二,井内良仁
  • 学会等名: 第36回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 神戸国際会議場(神戸市)
  • 年月日: 2013-12-05
• [学会発表] 代謝に注目したシロアリの長寿命の解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 田﨑英祐,山本結花,末広亘,松浦健二,井内良仁
  • 学会等名: 第36回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 神戸国際会議場(神戸市)
  • 年月日: 2013-12-05
• [学会発表] 精巣特異的ペルオキシレドキシン4bの機能解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 松本勝太郎,多田久志,藤井順逸,井内良仁
  • 学会等名: 2013年度日本農芸化学会中四国支部合同
  • 発表場所: 広島大,広島
• [学会発表] 小胞体で機能するペルオキシレドキシン4aの局在変化 (2013)
  • 著者名/発表者名: 多田久志,内海俊彦,藤井順逸,井内良仁
  • 学会等名: 2013年度日本農芸化学会中四国支部合同
  • 発表場所: 広島大,広島
• [学会発表] 抗酸化酵素SOD1を欠損する細胞を用いた抗酸化物質の新規評価法 (2013)
  • 著者名/発表者名: 井内良仁,柳井彩,井料由香里,藤井順逸
  • 学会等名: 日本農芸化学会2013年度大会
  • 発表場所: 東北大学(仙台市)
• [学会発表] ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)兵隊アリに新規に見出された抗酸化物質 (2013)
  • 著者名/発表者名: 田﨑英祐,仁田尾優,赤壁義彦,松井健二,井内良仁
  • 学会等名: 日本農芸化学会2013年度大会
  • 発表場所: 東北大学(仙台市)
• [学会発表] ヤマトシロアリの高い抗酸化能を担う物質としての尿酸 (2013)
  • 著者名/発表者名: 櫻井宏樹, 田﨑英祐, 仁田尾優, 赤壁義彦, 松井健二, 松浦健二, 井内良仁
  • 学会等名: 第36回 日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 神戸国際会議場（神戸市）
• [学会発表] 長寿命昆虫ヤマトシロアリの抗酸化システムにおける尿酸の役割 (2013)
  • 著者名/発表者名: 田﨑英祐, 櫻井宏樹, 仁田尾優, 藤田晃大, 松浦健二, 井内良仁
  • 学会等名: 第36回 日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 神戸国際会議場（神戸市）
• [学会発表] 代謝に注目したシロアリの長寿命の解析 (2013)
  • 著者名/発表者名: 田﨑英祐, 山本結花, 末広亘, 松浦健二, 井内良仁
  • 学会等名: 第36回 日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 神戸国際会議場（神戸市）
• [学会発表] 抗酸化酵素SOD1を欠損する細胞を用いた抗酸化物質の新規評価法 (2013)
  • 著者名/発表者名: 井内良仁、柳井彩、井料由香里、藤井順逸
  • 学会等名: 日本農芸化学会2013年度大会
  • 発表場所: 東北大学川内北キャンパス（仙台市）
• [学会発表] SOD1欠損細胞を用いた抗酸化物質の新規評価系の開発 (2012)
  • 著者名/発表者名: 井内良仁,柳井彩,井料由香里,藤井順逸
  • 学会等名: 第35回日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 福岡国際会議場・マリンメッセ福岡(福岡市)
  • 年月日: 2012-12-13
• [学会発表] 抗酸化システムに注目したシロアリの長寿命の解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 田﨑英祐,山本結花,末広亘,松浦健二,井内良仁
  • 学会等名: 日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 福岡国際会議場・マリンメッセ福岡(福岡市)
  • 年月日: 2012-12-13
• [学会発表] SOD1欠損線維芽細胞を用いた抗酸化物質の新規評価系の開発 (2012)
  • 著者名/発表者名: 井内良仁,柳井彩,井料由香里,藤井順逸
  • 学会等名: 日本農芸化学会中四国支部会34回講演会&シンポジウム
  • 発表場所: 山口大(宇部市)
• [学会発表] ヤマトシロアリ兵隊アリが有する抗酸化物質の単離・同定の試み (2012)
  • 著者名/発表者名: 田﨑英祐,赤壁義彦,井内良仁
  • 学会等名: 日本農芸化学会中四国支部会34回講演会&シンポジウム
  • 発表場所: 山口大(宇部市)
• [学会発表] SOD1欠損細胞を用いた抗酸化物質の新規評価系の開発 (2012)
  • 著者名/発表者名: 井内良仁、柳井彩、井料由香里、藤井順逸
  • 学会等名: 第35会日本分子生物学会年会
  • 発表場所: 福岡国際会議場・マリンメッセ福岡（福岡市）
• [学会発表] Implication of oxidative stress as a cause of autoimmune hemolytic anemia (2011)
  • 著者名/発表者名: Iuchi Y.
  • 学会等名: The EPS Montreal Modern Medical Forum 2011, September, 2011 in Montreal
  • 発表場所: Montreal (Canada)
• [学会発表] Implication of oxidative stress as a cause of autoimmune hemolytic anemia. (2011)
  • 著者名/発表者名: Iuchi, Y., Okada, F. and Fujii, J.
  • 学会等名: The EPS Montreal Modern Medical Forum 2011(招待講演)
  • 発表場所: Montreal, Canada
• [図書] 昆虫食の新たな可能性.ニューフードインダストリー56(1) (2013)
  • 著者名/発表者名: 井内良仁
  • 出版者: 食品資材研究会
• [図書] 酸化ストレスと精子形成 (2012)
  • 著者名/発表者名: 井内良仁
  • 出版者: HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
• [図書] Anemia Caused by Oxidative Stress. Anemia (2012)
  • 著者名/発表者名: Iuchi Yoshihito
  • 出版者: INTECH
• [図書] Anemia, Chapter 4 「Anemia Caused by Oxidative Stress」 (2012)
  • 著者名/発表者名: Iuchi Y
  • 総ページ数: 14
  • 出版者: Intech
• [図書] HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY. vol 19, No. 2, 「酸化ストレスと精子形成」 (2012)
  • 著者名/発表者名: 井内良仁
  • 総ページ数: 6
  • 出版者: メディカルレビュー社
• [図書] InTech (2012)
  • 著者名/発表者名: Iuchi, Y.
  • 総ページ数: 440
  • 出版者: Anemia Caused by Oxidative Stress. Anemia (Chapter 4)
• [備考]
  • URL: http://www.agr.yamaguchi-u.ac.jp/member/iuchi/index.html