研究課題
基盤研究(C)
北海道北部の、択伐によって管理されている天然生林を対象として、持続可能な森林管理モデルを提示することを目的とした。生物多様性と密接な関係を持つ、森林の構造的な特性に注目すると、択伐林においては、下層植生の多様性や枯死木の量が少ないことが明らかになった。一方、立木の蓄積を保つことができれば、択伐施業は炭素貯留では有効な方法であることが示された。上述の調査で新たに得られたパラメータ値の一部を取り込んだ森林動態のシミュレーションの結果、原生林の林分構造および樹種組成を維持するためには、伐採の回帰年を長くして伐採量を少なくし、とくに小径木および針葉樹の伐採率を下げることが必要であると結論づけられた。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (34件) (うち招待講演 1件) 備考 (3件)
Journal of Forest Research
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http://forest.fsc.hokudai.ac.jp/~member/yoshida/