研究課題
基盤研究(C)
森林の衰退が深刻である大台ケ原トウヒ林の立木密度が異なる2つの林分において,トウヒ成木の遺伝構造ならびに局所的立木密度がトウヒの自殖率などに及ぼす影響を8遺伝子座のマイクロサテライト解析で調べた.各母樹30個の種子について,自殖率,2親性近親交配率を算出し,種子の父親推定によって花粉飛散距離を算出した.両林分において,立木密度と自殖率との間には相関がみられなかったが,2親性近親交配が生じていた.花粉飛散距離は両林分で差がなかったが,距離が近い成木ほどより多くの花粉を母樹に提供していた.
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Journal of Forest Research
巻: 17 ページ: 110-115
10030336735