研究課題/領域番号 |
23580265
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
鈴木 美和 日本大学, 生物資源科学部, 講師 (70409069)
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研究分担者 |
伊藤 琢也 日本大学, 生物資源科学部, 伊藤 琢也(ITOU, TAKUYA) 日本大学・生物資源科学部・准教授 研究者番号:20307820 (20307820)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2011年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 鯨類 / 浸透圧調節 / 細胞培養 / アクアポリン / 海水適応 / イルカ / 浸透圧耐性 / ノックダウン / バンドウイルカ / 浸透圧 |
研究概要 |
我々はイルカの多器官に発現するアクアポリン2の選択的スプライシング産物(AQP2’)が細胞の浸透圧耐性に寄与すると考えて研究を行い以下の成果を得た.1. バンドウイルカの複数器官の初代細胞の培養に成功した.2. AQP2は腎臓にのみ,AQP2’は調べた全器官に発現していた.3. 鯨類にのみAQP2’配列が高度に保存されていた.4. イルカ腎細胞で外液のNa+濃度の増加に応じてAQP2’の発現量が増加した.5. AQP2’をノックダウンするとNaClを添加した高張培地でコントロールに比べて多くの細胞が収縮し細胞死した.以上のことからAQP2’は鯨類の全身の細胞の浸透圧耐性に寄与すると示唆された.
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