研究課題
基盤研究(C)
クローンウシ生産に利用可能な細胞の簡易保存方法について検討した。まず、簡易凍結保存を検討した。ウシの種々の組織を、-20℃、-80℃および-196℃で凍結保存し生存細胞の取得を試みた。その結果、-80℃では6ケ月保存しても、耳介などから培養細胞が得られた。次に凍結乾燥保存を試みた。子牛耳介由来培養細胞を用い、トレハロース導入は、digitoninによる膜透過処理により行った。凍結乾燥後、細胞核DNAの断片化状態をComet assayにより検討した。その結果、10あるいは20μg/ml のdigitonin濃度で0.4Mトレハロースで核DNAの断片化が少なく、生存細胞と差が見られなかった。
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