研究課題
基盤研究(C)
鳥インフルエンザウイルスのニワトリへの感染性の獲得メカニズムを明らかにするため、ニワトリとアヒルから分離されたH3N8亜型ウイルス株の全遺伝子配列の比較を行った。その結果、HA、M2とNS2ウイルス蛋白質に7か所の置換が存在した。その中でも特に3つの置換はHA蛋白質上の表面頭部に位置していた。この結果は、鳥インフルエンザウイルスのニワトリへの感染性にHA蛋白質上のこの3つの置換が関与することを示唆している。今後、このことを明らかにするために、リーバースジェネティクスを用いてニワトリとアヒルのHA遺伝子を組換えたウイルス株による研究が必要である。
すべて 2012 その他
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