研究課題
基盤研究(C)
本研究では、マイクロ波による加熱法とビシクロ環の環開裂反応を利用して、ザラゴジン酸A、ホマクチン類、パクリタキセルの合成を検討した。その結果、以下の成果を得ることができた。1. アセタール架橋を持つビシクロ環からの効率的な環開裂―再閉環でザラゴジン酸コア部の完全合成を達成した。2. スクワレン合成酵素阻害活性を持つ新規なザラゴジン酸アナログを合成した。3. ビシクロ環のレトロアルドール反応による環開裂とその後の異性化によるホマクチン6員環部の構築法を開発した。
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