研究課題
基盤研究(C)
ヒトを含む真核生物の遺伝情報の担い手であるDNAは、ヒストンタンパク質に巻きついてクロマチンを形成して核内に貯蔵されている。クロマチンからの遺伝子発現にはヒストンの化学修飾やヒストンに類似のヒストンバリアントが関与する。このヒストンの化学修飾やヒストンバリアントの発現異常はがんを含めた様々な疾病に関与する。本研究により、ヒストンメチル化酵素ががん化に関与する転写に関連する因子と相互作用することが明らかとなった。また、がんの促進・防御の両面の作用を持つオートファジー誘導過程において、ヒストンバリアントの発現が減少することが明らかとなった。
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Oncol. Rep
巻: Vol. 30, No. 4 ページ: 1669-1674
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