精子幹細胞におけるポリ（ＡＤＰーリボース）代謝の役割

• 研究課題/領域番号: 23590097
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 生物系薬学
• 研究機関: 大阪大谷大学
• 研究代表者: 竹橋 正則 大阪大谷大学, 薬学部, 准教授 (10378862)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• 研究課題ステータス: 完了 (2013年度)
• 配分額: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円); 2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2012年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円); 2011年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
• キーワード: 精子幹細胞 / ポリ(ADP-リボース) / 多能性幹細胞 / 発生・分化 / 再生医療 / ポリ(ADP-リボース） / ポリ(ＡＤＰ-リボース)

研究概要

精子幹細胞の長期培養系は、GS細胞と呼ばれている。GS細胞は2年間培養し続けても、増殖速度、形態、核型、DNAメチル化パターン、精子形成能が維持された安定な細胞である。これまでの研究から、GS細胞のポリ(ADP-リボシル)化反応を阻害することによって、細胞増殖が抑制され、細胞死が誘導されることを明らかにした。今回の研究から、ポリ(ADP-リボシル)化反応を阻害することによって、p53の下流で働く複数の遺伝子の発現が変化することがわかった。また、この阻害によってp53のリン酸化が促進された。これらの結果は、GS細胞におけるp53の活性化にポリ(ADP-リボシル)化が関与していることを示唆した。

研究成果

• [雑誌論文] Hybridization of testis-derived stem cells with somatic cells and embryonic stem cells in mice (2012)
  • 著者名/発表者名: Takehashi M, Tada M, Kanatsu-Shinohara M, Morimoto H, Kazuki Y, Oshimura M, Tada T, Shinohara T
  • 雑誌名: Biol Reprod 巻: 86
  • 査読あり
• [雑誌論文] Hybridization of testis-derived stem cells with somatic cells and embryonic stem cells in Mice (2012)
  • 著者名/発表者名: Takehashi, M., Tada, M., Kanatsu-Shinohara, M., Morimoto, H., Kazuki, Y., Oshimura, M., Tada, T. and Shinohara, T
  • 雑誌名: Biol. Reprod 巻: 86(6) 号: 6 ページ: 178-178
  • DOI: 10.1095/biolreprod.112.098988
  • 査読あり
• [雑誌論文] Mammalian selenocysteine lyase is involved in selenoprotein biosynthesis (2011)
  • 著者名/発表者名: Kurokawa S, Takehashi M, Tanaka H, Mihara H, Kurihara T, Tanaka S, Hill K, Burk R, Esaki N
  • 雑誌名: J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo) 巻: 57 ページ: 298-305
  • NAID: 130001373002
  • 査読あり
• [雑誌論文] Inhibition of poly(ADP-ribose) polymerase-1 attenuates the toxicity of carbon tetrachloride (2011)
  • 著者名/発表者名: Banasik M, Stedeford T, Strosznajder RP, Takehashi M, Tanaka S, Ueda K
  • 雑誌名: J Enzyme Inhib Med Chem 巻: 26 ページ: 883-889
  • 査読あり
• [雑誌論文] Inhibition of poly(ADP-ribose) polymerase-1 attenuates the toxicity of carbon tetrachloride. (2011)
  • 著者名/発表者名: Banasik M, et al.
  • 雑誌名: J Enzyme Inhib Med Chem 巻: 26 ページ: 883-889
  • 査読あり
• [雑誌論文] Mammalian selenocysteine lyase is involved in selenoprotein biosynthesis. (2011)
  • 著者名/発表者名: Kurokawa S, et al.
  • 雑誌名: J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo) 巻: 57 ページ: 298-305
  • 査読あり
• [学会発表] PARP-1による神経幹細胞の増殖制御 (2014)
  • 著者名/発表者名: 奥田明子, 他
  • 学会等名: 日本薬学会第134年会
  • 発表場所: 熊本
  • 年月日: 2014-03-28
• [学会発表] 多能性幹細胞の初期化能の解析 (2014)
  • 著者名/発表者名: 中嶋瀬里奈, 他
  • 学会等名: 日本薬学会第134年会
  • 発表場所: 熊本
  • 年月日: 2014-03-28
• [学会発表] ポリ(ADP-リボシル)化の制御が精子幹細胞に与える影響 (2014)
  • 著者名/発表者名: 小野友久, 他
  • 学会等名: 日本薬学会第134年会
  • 発表場所: 熊本
  • 年月日: 2014-03-28
• [学会発表] PARP-1による神経幹細胞の増殖制御 (2014)
  • 著者名/発表者名: 奥田明子，竹橋正則，田中静吾
  • 学会等名: 薬学会134年会
  • 発表場所: 熊本
• [学会発表] 多能性精子幹細胞の初期化能の解析 (2014)
  • 著者名/発表者名: 中嶋瀬里奈，片山健太郎，奥田明子，田中静吾，竹橋正則
  • 学会等名: 薬学会134年会
  • 発表場所: 熊本
• [学会発表] ポリ(ADP-リボシル)化の抑制が精子幹細胞に与える影響 (2014)
  • 著者名/発表者名: 小野友久，中嶋瀬里奈，奥田明子，田中静吾，竹橋正則
  • 学会等名: 薬学会134年会
  • 発表場所: 熊本
• [学会発表] PARP-1阻害剤のよるp21を介した細胞周期制御 (2013)
  • 著者名/発表者名: 奥田明子, 他
  • 学会等名: 日本薬学会第133年会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2013-03-28
• [学会発表] PARP-1阻害剤が神経幹細胞の細胞周期に与える影響について (2012)
  • 著者名/発表者名: 前田藍佳, 他
  • 学会等名: 日本薬学会第132年会
  • 発表場所: 札幌
  • 年月日: 2012-03-29
• [学会発表] PARP-1阻害剤によるp21を介した細胞周期制御
  • 著者名/発表者名: 奥田明子
  • 学会等名: 日本薬学会第１３３年会
  • 発表場所: 横浜