研究課題/領域番号 |
23590198
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 昭和大学 (2013) 埼玉医科大学 (2011-2012) |
研究代表者 |
藤田 健一 昭和大学, 腫瘍分子生物学研究所, 准教授 (60281820)
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連携研究者 |
佐々木 康綱 昭和大学, 医学部, 教授 (20235279)
岡崎 康司 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (80280733)
加藤 将夫 金沢大学, 薬学系, 教授 (30251440)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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研究課題ステータス |
完了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2013年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | SN-38 / 排泄遅延 / 腎機能低下 / 尿毒素 / OATP1B1 / 発現低下 / 肝消失型抗がん薬 / 蛋白結合 / 肝消失型 / 排出遅延 / 腎機能 / 尿毒症物質 / 腎不全 / イリノテカン / 体内動態 / トランスポーター / UGT1A1 |
研究概要 |
本申請研究では,(1)肝消失型であるSN-38のOATP1B1によるヒト肝細胞への取り込み活性を,尿毒素が直接的に阻害すること,(2)尿毒症血漿中に含まれる物質がOATP1B1および1B3の発現を低下することを明らかにした.これらの機序は少なくとも部分的には,透析を要するほど腎機能の低下したがん患者におけるSN-38の排泄の遅延の原因であると考えられる.これらの知見は,「肝消失型薬物であれば腎障害患者に比較的安全である」とする従来の常識が,イリノテカン塩酸塩には当てはまらないことを示す.
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